１３日に、翻訳家の山川紘矢・亜希子夫妻の講演会に行ってきました。（注 2010年3月執筆）
高知では初めての講演会なのだそうです。
山川ご夫妻は、精神世界の本の翻訳家として数々の名著を日本にご紹介されています。
シャーリー・マクレーンの「アウトオンアリム」から始まり、パウロ・コエーリョ、前世療法のブライアン・ワイス博士など、質の高い素晴らしい本ばかりです。今更私が言う事など何も無いのですが。
講演会は、東大を出て大蔵省でお勤めしていた紘矢さんがどのような経緯でシャーリー・マクレーンの本を訳し、数々のオカルト的な体験を通しながら夫婦で翻訳家になっていったか、前半紘矢さん、後半亜希子さんで語られました。
紘矢さんは、とても親しみのあるフランクな方で、サンスクリット語で言うところの「リーラ」の境地に入っていらっしゃる方だなぁと思いました。
「リーラ」とは「戯れ」という意味のサンスクリット語で、宇宙に於ける全ての営みは（私達の地上での日常の悲喜こもごもも、戦争も、すべて）神々の戯れ・遊びであるというものです。
尊い教えで、理解するには理不尽な思いをする段階を何度も通らないと行けないですが、究極の見解です。「リーラ」の境地になること＝光明を得るであるといえます。
それが、ご本人を見てしみじみ感じました。
紘矢さん程の人物が数々の体験を通し、世界と宇宙を見据えた上で語られるからこそ、難解だった「リーラ」の理解が深まりました。
「世界は何一つ変わらなくていいの」
って、笑いながらおっしゃられた時、ずが〜〜〜んと頭ぶち抜かれました。
そこまでわかった人だからこそ言える、その人がそこで言うからこそ伝わる。
真理の響き。
「全ては最善へ向かっているの。どんなことも。」
輪廻転生を精霊との繋がりを体現し、それを使命として果たされているからこそ、にこやかにリラックスして語られているけど、何もかもを突き抜けて届いてくる。私の核に。
「宇宙の計画（ユニバーサル・プラン）」という言葉が浮かんだ。
最近、ホピの書に触れるようになってから、よくこの言葉が浮かびます。
「神の計画」と言ってもいい。
どうして、戦争や残虐なことが起きるのか？地球や人類はどこに行こうとしてるのか？私達は何の為に生まれてくるのか？私って誰？
言葉にするには容量が小さすぎて翻訳出来ない様な事。。。
ここで話は飛びますです。
昨年、ブライアン・ワイス博士メソッドのヒプノセラピーを学びに東京に行きました。
先生に退行催眠を受けた時の事。
私はポホウという名前のインディアンでした。鹿革のモカシンをはいて、鹿のスピリットが我が足に乗り移りぴょんぴょん跳ねるのを楽しんでました。
猟をしたり、木の実や薬草を採ったりして過ごす穏やかな性格の森の小さな部族の男でした。
時は、白人が入植してどんどんとインディアン達が土地を追われはじめた頃で、大人になってからは時々、他の部族の者との会議に参加していました。
戦う事も逃げる事もできず、怯えているだけの自分達をふがいないと感じていました。
この辺りまでの催眠では、自分の顕在意識の方が活発で見えてるビジョンや自分の言ってる事に内心「ほんまかいな」とツッコミ入れたり余裕があったのですが、もう少し時間を先に進めたところで見たくなかった場面に行ってしまいました。
何百人ものインディアンが生まれ育った土地を追われて、荒野の中を行進しています。
悲しみと悔しさ、苦痛と絶望の中で、更なる絶望に向かって歩いているだけ。
周りでは、仲間達が一人また一人と倒れていく。。
「見たくなかった！これだけは見たくなかったのにー！！」
うわぁあああん〜〜うわぁあああ〜ん！！子供のように号泣が始まり、閉じた眼からは信じられない程の大量の涙が滝のように頬を流れる。
今までの人生でこれほど泣いた事は無かった事に驚きつつ
顕在意識はもう、表にたっていられなくなり、自分を保つのに大変だった。
「これは現実だったんだ」頭の隅で確信した。
あんまり泣き続けるので、場面を移動したらポホウは死を迎えているところだった。
「どうしてこんなめに遭わなければ行けないのか？グレイトスピリットは助けてくれなかった。どうしてこんな酷いことが起こるのか？私はもう何も信じられない。。。」そう思いながら絶望の中息をひきとった。
次の場面は死んだポホウの魂が別の次元にいて、光に包まれている。
「こ の人生が終わってみて何が解りましたか？何を学びましたか？」というセラピストからの質問に、「宇宙の、神の営みというものは人知では計り知れない。果て しない時の流れの中で我らが繰り返し体験しなければいけない事。悲しみも喜びも、全て。。これは宇宙の神の計画の様なものなのだ。私の魂も他の魂もこの体 験を全ての体験を通過しなければいけない。そう神が言っておられます。私（ポホウ）は今わかりました。私達は偉大な宇宙、神の内で神を体験しつつ神を体現 している神の一部なのだと。これは果てしない。終わりの無い悪夢のように思える事すら、最善へと向かう通過点である事が、今ここでなら理解することができ ました。」
と私の口を通して答えました。
う〜〜〜、これ、セッション中録音しとくんだった。
そしたらもっと、わかり易く伝えられたのになぁ。
まとにかく、ポホウは死んで、光明の世界で宇宙の原理とやらに少し触れることができ、癒されたのです。
宇宙観はあまりに偉大すぎて、個人レベルの意識では認識するのがとても困難なんだ、感覚的にしかわかり得ないのだな〜と私＆ポホウは思いました。
そのとき「宇宙の計画」という言葉が浮かんで、セッションは終わりになりました。
そこまでの見地から言うと「この世の現れは全てリーラ（戯れ）である」と初めて言えるのと思います。それが言いたくてここまで話が飛びましたが。
奥さんの亜希子さんも素敵でした。
声がダイレクトに染み込むように入ってくる。真実を真摯に伝える人の波動の心地よさに包まれっぱなし。。。
お話も、興味深かった。
亜希子さんは、翻訳を始められてから突然チャネリング（自動書記）をするようになり、最初はセイント・ジャーメイン（サンジェルマン伯爵）、次は聖フランチェスコ、３番目にイエスキリストが降りて来られ、イエス様とはそれ以来いつも一緒なのだそうです。
とても信じます。
お二人の半生から、この世は間違いなくアセンションの時代を迎えている。
全ての人がチャネラーになる時代が来ている。精霊と繋がるということ。
そして、確実に人類の意識は良い方向へ変わりつつある。今はまさにそのまっただ中である。
そして、マイクの不調で聞きづらかったけど、波動のお話。
究極まで突き詰めると、全ては波動であり、全ては宇宙が自分の為に用意して下さっているもの。
亜希子さんは横浜のご自宅の水道水を飲むのだそうです。
それまでは、化学物質の添加されてないものしか摂取出来なかったそうですが、物質の波動は亜希子さんの波動内に入ると正常な波動に戻るのだそうです。
すごく納得。
亜希子さんが体験から、その人柄からおっしゃるからわかるんです。
究極までご自身の波動を高めたら、人間てそこまで行けちゃうんだな。真実だったんだ。
すごくすごく、うれしかった。
そこまで、なれるんだ！いつか、私もあなたも、みんな。
最後の５分でお話しされた、日本人の集合意識が戦争放棄の憲法第９条を作った事、それは人類のそして日本民族の宝であり、この法は天が神様が守って下さっている。そして私達日本人はこれを世界に広めていく使命があると。。
この講演会で初めて涙が出た。
亜希子さんの言ってる事はほんまや。
だから「日本人が世界を救う」っていうんや。。（前の日記でこのことが理解出来ず好きになれないと書いたばかりでした）
だからなんだ。。
殺し、殺され、世界で唯一原爆を落とされた国。
宇宙の果てから、今足を着けている日本の大地まで、魂＆身体ごと真理を教えていただいた思いでいっぱいです。
山川夫妻は先生だな〜。人類の先生です。
ずっと、先生してくれてる気がする。
お二人のオーラは生き生きとしていて、年齢なんか微塵も感じなかった。
生でお話が聞くことができて本当によかった。
人生はライブに限る！
そんな私の山川夫妻の本との出会いは、まだ２０代でインドに行ってしまおうとモンモンとしていた頃でした。かれこれ２０年位前。ひょんな事から「アウトオンアリム」を手に入れました。
その頃は精神世界の本とか少なくて、時代もバブル全盛期でした。物質至上主義満開の日本。
元々、シャーリーマクレーンは好きだったし、「山川紘矢・亜希子訳」という、この二人の名前が並んでいる文字から、何か正々堂々とした嘘のない、真実を伝えているオーラを感じました。
精神世界の本はともすれば、信頼の置けないとんでも本が多々ありますが、なぜか「山川紘矢・亜希子訳」は私にとって「信頼のマーク」でありました。
この人達の訳す本なら間違いはない、という想いが生じるのです。
で、「アウトオンアリム」にはやられました。
あぁ、どうしよう！やっとみつけちゃったよ！知りたかったのはこれなんだ！
心臓や魂がバクバクしながら読みふけりました。
輪廻転生やチャネリング、心霊現象が大げさで宗教に偏っていかない、誰もが体験するであろう体験談として正直に語られていることに全身全霊が震動しました。
その後、インドに行って尊敬する先輩から「大変だよ〜〜！すごい本なのよ〜〜！」と「聖なる予言」をいただきました。
当時は世紀末ムードいっぱいで、本にある内容はフィクションであるけれども、本当は現実に起こっている事なんだ！！と大変興奮しました。
こうしちゃいられない！世界は変わっていくんだ！神の概念や意識ってものが今と同じ状態で認識されなくなってくるんだ〜〜！とドキドキしたもんです。
そして、パウロコエーリョの「アルケミスト」や「星の巡礼」で魂が進むべき方向の様なものを確信しました。
今にして思わなくても、山川ご夫妻にずっと導いてきてもらったんだな〜と思います。
そんな大先生が高知に来て下さって、本当ありがたい。
そして、日頃自分が考えたり、ヒーリングやお店で言ってる事が同じであることに、大きな喜びを感じています。
「好きな事全部やって下さい」
「自分を愛して下さい」
「何も変える事はない」
全ては最善に向かっているの「信じて！（自分自身と神様を）」
らららん♪ららららん♪
春が来ました。
