11月2日、3日とダライラマ法王の開眼供養と講演会に主人とリューメイちゃんといってきました。(注 2009年11月執筆)
2日は、この講演会の実行委員長である「萩生寺」さんに世界平和祈願のため建立された仏塔の開眼にややお忍びで来られたダライラマ法王を歓迎しに。。(写真はそのときのご入場、主人撮影)
その仏塔(チベット式仏塔ナムゲル・チュールテン)とバックの大きなブッダアイの仏塔は「萩生寺」さんの本堂。とっても日本に思えません。
「萩生寺」さんさんは5月にチベット僧侶を招いて砂曼荼羅を作られました。そのとき、リューメイちゃんや主人と3日連続通って、制作過程や完成を堪能させていただきました。
先日のチベットまつりの時、萩生寺のご住職にお会いして2日のダライラマ法王の開眼供養のお誘いをいただきました。
当日は、びっくりする程寒くて、ダライラマ法王が到着なさる頃は少しみぞれが降ったりして。
一般の私達は本堂前の沿道で寒風に耐えながら法王様をお待ちしました。
砂曼荼羅の時買っておいた白い絹の「カター」を持っていきました。
「カ ター」とは、『チベット及びチベット文化圏で、寺の参拝、ダライ・ラマ法王や高僧の謁見、宗教の儀式、知人・友人の送迎、子供の誕生日、結婚式、葬式など 様々なシチュエーションで、カターと呼ばれる白いスカーフを挨拶しながら相手に渡す習慣がある。カターの「カ」は口で、「ター」は布あるいは印(しる し)、誠心誠意、心からの敬意を表している。つまり、カターを相手に渡すことにより、自分の心からの敬意を表すという挨拶の印なのである。
一般にカターは白色が使われる。白には純粋な気持ちを表す(ダライラマ法王日本代表部事務所より抜粋)』
そのカターをリューメイちゃんと主人とそれぞれ手にもってお待ちしていると、ありがたいことに法王様直々に触れていただきました。家宝です〜〜(涙)
帰りは、チベット国旗を広げていたら国旗にも触れていただきました。家宝〜(涙)
国を奪われ、文化や民族までも破壊されようとしているチベットの最高指導者。苦境の中で、世界中を回り、愛と平和を説いておられる観音菩薩の生まれ変わりダライラマ法王。
同じときに、この地球に生を受けれたことに感謝致します。
そして、まさかこんな近くで拝顔できる日が来るとは夢にも思っていなかったので、その数々のご縁に感謝致します。
カターと国旗に触れられたときの法王様の手のぬくもりは、ただただ愛と慈悲そのものでした。
法王様や、チベットの人達から教えていただいた「生きる根本の智慧」のお礼が出来る人になりたいです。
次の日は、松山での講演会で6千人の来場者があったそうです。
リューメイちゃんのチベットの写真が法王様が来場されるまでスクリーンに流れ、感無量でした。
リューメイちゃんの純粋な目線からとらえた、美しいチベットの姿が次々に会場を包んでいきました。
川辺ゆかさんの歌も素晴らしかった。
チベット、ダライラマ法王を中心に広がる、森羅万象の曼荼羅の様な美しい人間関係に、宇宙の真理を感じました。
誰一人、欠けることはない。
全ては繋がっているんだなぁ。そして全て学びとして完結し続いていく。。。
質疑応答では、どんな質問にも仏法学者として的確にお答えされる姿に僧侶のあるべきお姿を教えていただきました。
神秘や奇跡などを説かず、精神は日々の瞑想と精進によって鍛えていくものであるといわれていました。仕事柄、ニューエイジ思想や偏ったスピリチャリズムの中にいて、時々嫌気がさしてしまう私にとっては力強い真理の言葉になりました。
会場では、沢山の友人知人に会いました。
法王様が四国に来られるなんて、なんていい時代になったのだろう。
このようにして、少しずつでもチベットの現状や法王様の愛と慈悲の心が広まって、
いつの日かきっと、ダライラマ法王とチベットの人々が祖国チベット、ラサ、ポタラ宮に戻れる日が来ることを願ってやみません。
神々に栄光あれ!!
萩生寺のご住職に心から感謝の意を申し上げます。(ダライラマ法王の写真の右後ろの方)